コラム|お寺の話

2020.05.22
施餓鬼 せがき

餓鬼に色々な飲食を施す法要のことを「施餓鬼」と言います。与えられた自分の命に感謝し長生きを願う・・という意味をもっています。

ある時、お釈迦様の十大弟子の一人・阿難尊者の前に、やせ細った餓鬼が現われて「お前は三日の後に死ぬ。そして醜い餓鬼に生まれ変わるだろう。」と言い、「そうなるのが嫌なら、餓鬼に飲食を施せ。」と阿難にせまりました。驚いた阿難はお釈迦様にどうしたら良いか尋ねました。お…

2020.04.21
お釈迦様

「仏教伝来展」平山郁夫より「行七歩」1962年作。
釈迦は生まれてすぐ七歩、歩まれた。これは、人が輪廻するという地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道を超えた存在=悟った人=仏陀である、と宣言されたことを示す。つまり「約束されて」生まれられた…のである。
しかし、生老病死から逃げられない人として悩み、29歳で出家された釈迦。なんとも人間くさいところに、私たちはほっと安心する。四苦八苦が人の…

大願成就
2020.04.10
大願成就

四国のお遍路さんを終えたとか、そういう人が「大願成就」を感謝して「わらじ」を奉納したのだろうか。仁王門に「わらじ」がかかっている。ここは東高野山と言われる長明寺(練馬区)。境内の紅梅も紅葉もイチョウも、お参りする人を暖かく迎えてくれる。時には散歩の犬も通る。地域に根ざした寺院として親しまれている。宗祖は弘法大師。大師があまりに偉大だったので、後に続く者はなかなか出なかったとか言われている。「大師」と…

鑑真和尚、入洛
2020.03.13
鑑真和尚、入洛

754年3月2日、鑑真和尚が奈良に着かれた。遣唐使の熱意に渡来を決意したが、中国政府の許可が出ず密航に近い形で出航し、失敗を重ねて失明までして12年目にやっと来日を果たした。当時の日本には「戒壇」がなく「戒師」もいなかったためである。初めての受戒会が行なわれ、聖武天皇の戒名は「勝満」、光明皇后は「萬幅」となった。その後はるばる中国から来て下さった鑑真和尚へのお布施として唐招提寺が建てられた。

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